問いと答え、何を作るかとどう作るか

「どう問うか、ということの方が、どう答えを得るかより重要だ。はるかに重要だ。」
ドラッカーが言ってました。


なるほど、と思いました。
どう問うかは、答えを創り出すことになる、創造的です。
どう答えるかは、問いに従属しており、ルーチン的です(比較的に)。


これをソフトウェア開発に当てはめて思考実験してみました。


何を作るかということの方が、どう作るかということよりもはるかに重要だ。
何を作るかは、ソフトウェア、サービスの価値を創造するが、
どう作るかは、何を作るかということに従属しており、価値を創造しない。
「どう」は「何を」が提供する価値に近づく手段ではあるが、
それを超えるものとはならない。
早く作ることはソフトウェアの本質的な価値には関わらない。
堅牢に作ることはソフトウェアの本質的な価値には関わらない。


一理在る。
だけど、違いますねこれは。


どう作るかが変わること。つまり基底となる技術が変わることによって、
何を作るか、何ができるかが変化することがあり得る、と考えられます。
「何を」が「どう」に依存することは普通にありえる。


ということは。
「何を」と「どう」は互いに依存する。


うーんありきたりな結論になってしまった。